当ブログの管理人、いずみと申します。
わたしは何のコネも持たない、ごく平凡な韓流ファンです。
そんなわたしが韓国の推し活を楽しめるようになったのは、韓国語を覚えて現地のファンの中に飛び込んだからです。
でも、はじめから韓国語が話せたわけではないんですよ。
韓国のファンクラブに入ったときは基本の読み書きができる程度。ちょっと勉強すれば誰でもこれくらいできますよね。
つまり、全然大したことがないレベルで入会したのです。
わたしの場合は先にやりたいことがあって、それを実現するために韓国語を覚えていきました。
いまも韓国語の発音は悪いし、会話に自信がありません。
それでも行きたいところへ1人で行けて、やりたかったことを全部やって、夢のような経験もしました。
日本の地方に生まれ育ち、外の世界を知らなかったわたしが韓国語を勉強したらいろんなことができるようになったのです。
この楽しさをあなたとシェアしたいと思い、ブログを始めました。
ブログを始めた理由
ブログを始めた理由は、韓流ファンが韓国語を勉強すると、こんないいことがある!というのをお伝えしたいからです。
ある俳優さんの握手会で、多くの日本人ファンが無言で握手して去っていく様子を見ました。
せっかく推しに会えたというのに、緊張のあまりろくに顔も見ず、ペコっと頭を下げ握手して、あっという間に次の人と交代しているのです。
俳優さんも会釈して黙って握手するだけでした。
この様子を見て、なんてもったいない!と思いました。
長く話せる場ではありませんが、韓国語が少し話せたらこんなことにはならないからです。
たとえば、
「モシッソヨ!(멋있어요)素敵です」「チャルセンギョンネヨ!(잘생겼네요)ハンサムですね」と、ひとこと言えれば「コマッスムニダ(고맙습니다)ありがとうございます」くらいは答えてくれたはず。
たとえ定型文の短いやりとりでも、無言とは全く印象が違いますよね。
通訳はいないし、俳優さんは韓国語がわからない年上の日本人ファンにどう対応していいのかわからず、会釈するしかないのです。
握手会のあとに「何もできなかった(泣)」と落ち込んでいる方を見て、韓国語の勉強を始めるきっかけを作りたいなと思いました。
韓国のファンクラブ
わたしは日本人も受け入れてくれる、韓国のソ・ジソブさんのファンクラブに入会しました。
あちらはファンの運営する私設ファンクラブが事務所の公認を受けてサポート活動をしています。
自力で入会手続きができれば外国人でもメンバーになれるんですよ。
スタッフには日本語がわかる方も居ますが、みなさんボランティアなので本業があります。
外国人も韓国のファン向けに出される案内を見て自力で対応するのがマナーです。
お客様ではないのだから当然ですね。
日本からでもできることには参加しようと思い、わたしは覚えたての韓国語で掲示板に投稿を始めました。
すると、下手な文章を見兼ねて添削してくれる人が現れたのです。
韓国の推し活を経験させてくれたハヨンと初めて会ったときのツーショット
相手になってくれる人ができて韓国語に触れる時間が自然に増えました。
下手でも韓国語で話すと、驚くほど温かく受け入れてくれます。
「好きな人のために韓国語まで勉強してえらい!」と、みんなが誉めてくれるので、次に会う時はもっと話せるようになりたいと勉強に熱が入りました。
わたしは日本でできないような推し活を経験をしましたが、どれもファンの参加が許されたイベントでのことです。
招かれていない所へ押しかけるようなことは一切していません。
韓国語を覚えて韓国のファンと交流したから、いろんな経験ができたのです。
ハマったドラマ
NHKで放送された「チェオクの剣(原題:茶母)」に出会って韓国ドラマにハマりました。
ドラマ関連のブログを読み漁るうちに、NHK版は日本の放送枠に合わせてカットや場面の入れ替えをしていてオリジナルとは違うと知ります。
韓国には監督版DVDというものがあって、NHKでカットされたシーンや韓国でも放送されなかったシーンまで収録されているらしいのです。
どうしても未公開シーンを見たくて、字幕がついていない監督版のDVDを韓国から取り寄せました。(画像)
日本で発売されていたシナリオブックを字幕代わりにして、聞き取ったセリフをカタカナで書き込みながら見ました。
そのころは、まだハングル表記が思うようにできなかったのです。
韓国MBCのサイトでは有料でドラマの台本が見られたのですが、閲覧のみでダウンロードも印刷も出来ません。
↓ 書き写しに挑戦するも、腱鞘炎になりそうで1話が限界でした。いま見ると分かち書きも正しくできていません。
手書きをあきらめ、覚えたばかりのハングルで台本を入力していたある日のこと、
画面に「主に使う言語は何ですか?」と表示されました。
パソコンが主要言語の判断に迷うほど、わたしはハングルを打っていたようです。
監督版のDVDは今も大切に保管しています。
そして途中で断念していた「茶母」の台本データを韓国のファンからもらうことが出来ました。
こちらは定年後の楽しみにしています。
こんなふうに好きなものをとことん深掘るので数をこなせないのが難点です。
新しい作品も見てますが、最近は夢中になるほどハマれるものに出会えていません。
おすすめの作品があれば教えてくださいね。
韓国語の勉強歴、レベル
韓国語の勉強を始めたのは2006年でした。
と言っても、ずっと熱心に勉強していたわけではありません。
最初の6年は市販のテキストや音声教材で独学し、宿題が出ないゆるい韓国語教室で少し勉強した程度です。
そのころは推し活を楽しむことや、好きなドラマの原作本を読むことを優先していました。
すぐに飽きると思い、本格的に勉強する気がなかったのです。
2012年になってようやく検定をめざしてスクールで勉強を始めました。
韓国語能力試験(TOPIK)は韓国政府が公認する唯一の韓国語能力評価で、世界97カ国で実施されています。
1級から6級まであり、数字が大きくなるほど難易度が上ります。
韓流を楽しむためなら試験まで受けなくていいのですが、あまりにも長く続けられたので自分のレベルを知りたくなったのです。
ファンクラブ活動で鍛えられていつの間にか初級は卒業していたため、中級レベルから受験して2016年に最上級の6級に合格しました。
その後は介護に時間を取られるようになって勉強から離れ、再び気楽に韓流コンテンツを楽しむ毎日です。
好きな人の言葉をだれにも邪魔されずに聞き取れるようになって勉強してよかったと思います。
韓国語能力試験(TOPIK)レベルのめやす
初級1,2級
シーンに合わせて必要な言葉を使い、身近な話題の内容を理解、表現できる。
中級3,4級
日常生活を問題なく過ごせ、ニュースや新聞をある程度理解し、一般業務に必要な言語が使える。
上級5,6級
ネイティブ程度ではないが、専門分野の研究や業務に必要な言語を問題なく話せる。